Danny & Dusty「Cast Iron Soul」07年

はるか昔に注文してたDanny & Dustyの新作「Cast Iron Soul」Blue Rose 07年がきたので聴く。DVDつきにしました*1。アマゾンにはPAL版と説明がありましたが、手元にきたのはリージョン0/NTSCでした。まだ観てません。
Cast Iron Soul(CDのみ版)
Green On RedのDan Stuart(vo,g)とDream SyndicateのSteve Wynn(vo,g,harmonica,org,perc)の80年代生き残り2名に、House Of FreaksのJohnny Hott(ds,vo)、The SilosのBob Rupe(b,g,vo)、Long RydersのSteve McCarthy(g,pedal-steel,banjo,p,org,ukulele,vo)、Green On Red/Giant SandのChris Cacavas(p,org,g,vo)とJD Foster(g,b,p,perc,vo)といういつものリッチモンド界隈あるいはSteve Wynn Group関連の面子*2。プロデュースもJD Foster。
で、内容は非常に丁寧にプロデュースされた、上質なガレージ/バーバンド寄りのざっくりしたサウンドでの、回顧(懐古じゃないと思う)的なもので、新しいところは何一つない。R&B/ロックンロールからやや都市フォーク的なカントリー*3、60年代ポップ、初期Steely Dan、はたまた70年代初期のDavid BowieLou Reedといったもので、サイケリヴァイバル的なところは取り除いている。
自分が最初に思ったのは、Stevie Wonder「Songs In The Key Of Life」。これはひょっとしたら、なんか凄い録音なのかもしれない(あんたらにもそうである可能性はかなり低い)。Wilcoの新作より正直好きだ。

*1:なんと86年のLAでの72分のライヴ、ってマジかよ。っていうかこの編成でこんな昔の録音があるのはなぜだ=未入手の最初の録音のリリースは90年代だがそのときのライヴ録音も含まれているとのこと

*2:そしてこの内ジャケットにも「For Bryan, Kathy, Stella and Ruby.」の文字

*3:歌詞もあわせて感動的。いまここで歌ってる理由は、まあこんなところ、というような内容