Irma Thomas「After The Rain」06年

ネタになるCDを家に忘れたんで、Gwil Owenの直接の録音紹介は、お休み。
昨年の最優秀コンテンポラリー・ブルース・アルバム部門で、グラミーを受賞したRounderから出たIrma Thomasの「After The Rain」。Thomasの録音は、ちょっと前のDann Pen曲集くらいしか持ってなくてごめんなさい、Owen目当てで買いました。
アルバム自体は、カヴァーだがSSW的な曲を並べたどっしりとしたR&Bサウンドで、じっくり聴かせる、すばらしい出来(ほんとすばらしい)。Plant/Krausとちょっと似たコンセプトを感じますが、それにしても、Rounderは、いい仕事してるよ、ほんと。
[2]「Flowers」を、Gwil Owenは、Kevin Gordonと共作して提供している。Owenの新作や前作にみられたメンフィス指向つながりってことですかね。でもこれが、ほとんどCamper Van Beethovenみたいな、フィドルをフィーチャーしたずぶずぶなスワンプで、アルバム中ではやや異色。フィドルはDirk Powell、スライドにSonny Landreth、AstralのDavid Torkanowsky(el-p)にJames Singleton(acc-b)、Stanton Moore(ds)にThomasの歌と濁ったコーラスと最高です。

After the Rain

After the Rain