2008年の10枚 The New Year「The New Year」

昨日までにいろいろ片付けたので、今日はのんびりしてたが、やばい、時間使いすぎです。

90年代初期のオリジナルなスロウコアバンドのひとつ、テキサスのBedhead。解散後にKadene兄弟が作ったバンドがThe New Yearで、その3作目。シカゴのCodeine/ComeのChris Brokaw(ds)、それにNYのジャングリーポップな元SuternineのMike Donofrio(b)という1枚目の陣容にSteve Albiniの録音でTouch and Goから1枚目を出したのは2001年。
サウンドは、Bedheadよりさらに低温度な空間の多いスロウコア寄り。でも、グランジ的な(絶望的な)メランコリーがときおり激情的に溢れ出る感じだった。
2枚目はクレジットがまったくなくメンバー構成は不明だったけど、4年ぶりのこの3枚目ではかわらずAlbiniが録音を担当し、Peter Schmit(g)(2枚目もそうなのかな)を追加して3本のギター。シンプルなシングルノートのギターの絡み合うでもない、ミニマル的に構成された楽曲、しかしよりウォームなメロディが染み出てくるように変わっている。これはBedhead的な流れのひとつの頂点となる録音。もう買わなくてもいいなぁ(嘘)。

New Year

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