稲垣次郎 & His Soul Media「Head Rock」70年

70年録音のTakt Jazzからの稲垣次郎 & His Soul MediaのP-Vineからの今年に入っての復刻「Head Rock」を聴く。こないだタワレコ店頭で買いました。紙Wジャケ。
稲垣(ts,ss)/今田勝(org)/伏見哲夫(tp)/川崎遼(g)/荒川康男(b)/田畑貞一(ds)といった編成の、電化ファンキージャズ。Steve MarcusやLarry Coryell的なR&B/ブルースベースにモード寄りなジャズロック。川崎なんてまんまCoryellです。
Creamで著名な[3]、ソフトロック/ソウル寄りの[4]も悪くないが、今田がのたうち回るSoft Machine的な部分もある[6]が自分ハイライト。[7]なんてかなりZappa「Hot Rats」的(ベースとドラムが特に)。でもフェイドアウトすんなって。
70年にこういう録音があった、というのはたしかに驚くが、それ以上じゃない。かなぁ。でも、川崎/稲垣のソロはよいし、今田のサイケ寄りのこういう演奏はあまり聴いたことないので興味深い。で、田畑のドラムが、この時代ならではの音で、なかなか凄い。これは発見。
ヘッド・ロック