Only A Mother「Feral Chickens」95年

90年代初頭から末まで活動していたと思う、フォーク寄りのカテゴリしづらい音楽をやるOnly A Motherの「Feral Chickens」T.E.C. Tones 95年を聴く。
Feral Chickens
扱っている楽器は、バンジョー他各種弦楽器、ボントロ他管楽器、空気オルガン、プリミティヴな打楽器といったアコースティックなもので、3〜4人の多重録音。
初期They Might Be Giantsみたいな、いや初期Weenみたいな、いやいやFriends Foreverみたいな音楽をやるって感じに近いか。そうでもないか。ああ、49 Americansか。でも演奏はそつがない。Violent Femmesってもんでもないしな。ちょっとPinetop Seven的な無国籍フォークという気もする*1。まあ、欧米人のユーモアは実はよくわからんのですが。好きですが。
歌詞は、恋のおまじないの引用やら、中世の寓話の引用やら、バイロンやら。Rolling StonesやResidentsのカヴァーあり。ゲストでEugene Chadbourneがリード・バンジョー(そうクレジットにある)で1曲。

    • -

追記。Fugsじゃね、という天の声あり。まあ確かにインテリめいてるし。でも、Only A Motherの場合は、演奏も上手いというとこが、また微妙な味わいになってる(リスナー側の問題ですが)。

*1:アメリカ中西部版のたま、という理解が近いかもしれない