The Windbreakers「Time Machine [1982-2002]」03年

80年代のDrive-In周辺の南部ギター音楽で忘れられないもうひとつのバンド、ミシシッピのThe Windbreakersのコンピ盤「Time Machine [1982-2002]」The Paisley Pop 03年を聴く。もうオリジナルのリリースは入手困難なので、この再発ベスト盤がよいと思う。
Time Machine (1982-2002)
80年代の頭から、90年代頭まで活動していたと思う。02年の録音はなんだろう…。基本的には、Bobby SutliffとTim Leeのふたりのソングライター/ヴォーカリストのグループ*1で、自分が聴いていた80年代後半はドラムマシーンだったな。そこに当然のように、ドラムでMitch Easterが参加したり、Don Dixonが加わったり、というかLet's Activeバンド全体で参加とかしてたよな。
楽曲はひたすら甘い青春路線で、ぱっと聴くとジャングリーがかった、60年代英国インヴェイジョンをベースとしたポップなんですが、精密に計算された楽器やコーラスが、絶妙のバランスで配置され(中低音域に比重が高いところに、高音のコーラスやギターアルペジオを点描のように置いたりとか)、ややサイケリヴァイバル的なロングトーンのギターが絡んでくる。
Rain Paradeがバンドごとゲスト参加してTelevisionの「Glory」をやる、とか、そういうのり。
dB'sやLet's Active、初期のR.E.M.が好きなら、Velvet Elvisはもう手に入らないと思うから、とりあえずDumptruckとWindbreakersをぜひ。

*1:チェックのネルシャツの田舎学生然としてます