Brad Jones「Gilt-Flake」95年

前日が3時間程度の睡眠だったせいか、今日は10時すぎまで寝てた。掃除も省略。ゴミ捨ても月曜日はないし。
Brad Jones「Gilt-Flake」95年を聴く。リリースはシカゴのGinger。1枚目。他にアルバムの録音があるのか知りません。基本アップテンポなパワーポップ全開です。高音域で脆弱で神経質な感じがする声を丁寧にかさねて、しかしギターはドライヴし、ジャングリーなアコギが中音域をどっしりと埋め、録音レヴェルの大きめなベースに、ドラムと飾りでキーボード少々。90年近辺の録音と、95年あたりの録音が混在している。
1曲目でいきなり、自身がプロデュースした、Will KimbroughのWill & The Bushmenの91年のアルバムからタイトル曲で始まる。コーラスでWillが参加。
4曲目は、自身がベースで参加したRoss Riceの97年のソロ作にも提供されていた曲で、ほとんどの楽器をRiceが演奏している。9曲目にも参加してる。
5曲目は、Mike GriffithとUncle Tupelo/WilcoのKen Coomerが参加。
6曲目と10曲目は、Riceのソロ作やSwan Diveの録音にも参加してたナッシュヴィル・シーンのセッションマンFenner Castnerがドラム。
8曲目は、Dash Rip Rock*1/Cowboy Mouth*2のFred LeBrancが参加。
そして、13曲目はなんと、Brad Jonesがリーダーを務めていたThe Dig Mandrakesのデモトラックをベースにしている。グループのKip PowellとAl ScharesにTommy Mayer*3とDan Heimがクレジットされている(ってよく知らないけど)。
Guilt Flake

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さてと。Brad Jones界隈というかナッシュヴィルの90年代の、この狭いなかに音を埋め込み尽くすようなパワーポップの裏返しが(しかし決して大規模な商業ダムの産物ではなく、宅録に近いような一人多重録音的な側面があることは注意してしかるべき)、近年の過剰にルーツ寄りの録音が大量に出てきていることに繋がっている。のか。

*1:Blake BabiesのMommothからリリースされていた

*2:初期にPeter Holsappleが参加した録音がある

*3:いま気がついたけど、The Bis-quitsのドラムでもある。Dig Mandrakesにも参加してたんか?そうなら、これは自分には新発見だ