music

2008年の10枚 Chris Allen「Things Unbroken」

やっぱり5枚にしぼるのは無理だった。90年代末のAltカントリー衰退期(アメリカーナ的SSWへの急速なシフトと、インディーなカントリーおよびその隣接するインディーポップを支持する基盤のローカル化とゆるやかな連結拡大と成熟を意味して使います*1)に出て…

国立ノートランクスの新譜試聴会

四半期に一度ある、国立のジャズバーNOTRUNKSの新譜試聴会が、この週末の20日土曜日夜にあるようです。選盤は渋谷ユニオンの方で、予定の選盤リストは以下で参照できます。 d:id:sabio:20081217特にチャージなどかからないで(ふつうに飲食代だけ)、珍しい…

今日のいちまい

Mouse On Marsのホーム、ケルンのSonigからリリースをしているVert a.k.a. Adam Butlerが、06年のイタリアのフリージャズフェスの演奏を、原型がよくわからないほどにエレクトロニカにリミックスした「New Thing At Novara」。ディスクには2007年とあるが、…

今日のいちまい

Elephant6の代表格、Robert SchneiderのApples In Stereoの今年出たアルバム未収録曲集(EPからと、オムニバス盤からと、日本盤ボーナストラックとか)「Electronic Projects for Musicians」。昨年出たスタジオ盤同様、Yep Rocからです。それにしても、日本…

今日のいちまい

かつてのElephant 6看板3バンド*1のひとつ、Kevin BarnesのOf Montrealの新作「Skeletal Lamping」。めちゃくちゃ凝った紙ジャケで、IdaでおなじみシャンペインのPolyvinylから。ここんとここのレーベルから出てますね。ほぼ毎年コンスタントにリリースを続…

今日のいちまい

Julian KosterがMusic Tapesの新作を作ってる、というニュースをMergeのサイトでみたときの高揚感は、伝えるのが難しい。その「Music Tapes for Clouds and Tornadoes」。 激しく聴き手を選ぶ、激烈なロウファイ録音で、重ねられた制御しきれてないようなふ…

今日の買い物

で、Janet Wygalがらみをちょっとだけ調べてたら、Individualsの再発がBar/Noneから!80年代頭のほうのホボーケンのグループで、Gene Holderがギター、録音はMitch EasterのWygalsの前身バンド、ということしか知らない、音も聴いたことないです。で、思わず…

今日のいちまい

The dB'sのGene HolderがサポートしていたホボーケンのThe Wygalsの89年作「Honyocks In The Whithersoever」を中古で入手しました。Rough Tradeからのリリース*1。 まさに80年代末期のギターの音という感じのGene Holederと伸びやかなJanet Wygal(ほとんど…

今日のいちまい

1980年に最初のEPをリリースしたという、ツーソンのGiant Sand。その新作「proVisions」。年代的にも、サウンドからも、真性ポストパンクルーツロックといえるです(断言)。自分も10枚くらいしかアルバム持ってないですけど。 ノイズこそ除いてあるが、オル…

今日のいちまい

元ThievesのナッシュヴィルのソングライターGwil Owenの今年(やっと)リリースひさびさの新作。リリース直後の購入からもう100回は聴きました。今日はさらに繰り返し聴いてて、いま5回目デス。 前作(99年)のメンフィス寄りのサウンドにさらに磨きがかかり…

今日のいちまい

今は亡きホボーケンのCoyoteのレーベルコンピ「Luxuary Condos, Coming To Your Neighborhood Soon」85年。名前並べても誰もわからんだろうが、記録のために。 The Wygals「Sleep With Angels」 Gene Holderプロデュース(ギターも)の女声ヴォーカルの、80…

今日のかいもの

アマゾンで。 Live in London and Paris / Otis Redding One Way Ticket / The Nerves Ye Viols! / Lithops 1は気になって悩んでいたが某所で踏ん切りがついて。2は、まあ買わないわけにはいかないでしょう。3は予約です。Sonigにいって買うのも面倒になって…

今日見た動画「Knitters Silver Wings」

なんとなくKnittersで検索くるなぁ、と思ってYouTubeとかみたら、最近でもバリバリ現役状態なのね。不勉強でした。 で、下の動画みて、いきなりJohn Doeじゃん、と思って、よくよく調べたら、05年の再結成のアルバムも、フルメンバーだわ。買わないとならん…

今日のいちまい

90年代初頭のLast Roundupの同僚、フォークシンガーのAngel Dean(Victoria Williamsの1枚目にちょろっと。あとDiesel Only周辺のZephyrsにもいました)とSue Garnerのデュオ作「Pot Liquor」04年。リリースは、おなじみのNYのDiesel Onlyです。 ふたりのア…

今日のいちまい

ホボーケン/NY界隈のSue Garnerの遅かった最初のソロ「To Run More Smoothly」98年。Thrill Jockeyからです。プロデュースは、Chris Stameyで、録音はチャペルヒルのスタジオではStameyが、残りはGarnerのNYの自宅で本人がやってます。メンバーは、Garner(vo…

今日のいちまい

やっと、今年出たWreckless EricとAmy Rigbyのデュオでの録音を入手しました。 それぞれが、多数のギター、ラフで、時にはブリーピーに、時には時代遅れなストリングとして、奏でられるキーボード類、あとはリズムボックス程度。中期BB5的やら、70年代初期の…

今日のいちまい

Amy Rigby(vo,g)が、ホボーケン/N.Y.界隈なSue Garner(vo)とAmanda Uprichard(vo,b)と組んだ、N.Y.のThe Shamsの唯一のフルアルバム「Quilt」91年。Matadorからです。 数曲を除いて、とくにだれがリードをとるふうでもなく、女声3人のコーラス(さらに重ねて…

国立パワージャズ

国立パワージャズというローカルなフェスがあって、昨年は行きそびれましたが、今年はチケット買いました。11月30日の、14時半に開場、19時まで。それにしても告知をあまり見ないですね。梅津和時(reeds)とフリクション/ブランキーの中村達也(ds)のデュオ、…

今日のいちまい

国立いったらかかってて、メモって買った。Jeremy Steig(fl)の今年Blue Noteのレアグルーヴ再発シリーズから出たコンピ。69年の「Legwork」と70年の「Wayfaring Stranger」から合計7曲。Eddie Gomez(b)/Don Alias(ds, perc)とのトリオ編成だが、多重録音を使…

今日のいちまい

The dB'sのドラマーWill Rigbyの2枚目の(確か1枚目は80年代)ソロアルバム「Paradoxaholic」02年。トラッカーのホームDiesel Onlyからです。ジャケがいかにもインディーな適当さ。シンプルな2ギターとリズムセクション、若干本人のピアノという編成で、本人…

今日のまた別ないちまい

で、そのKnittersのBloodshotから出たトリビュート盤「Poor Little Knitter on the Road: A Tribute to the Knitters」99年(98年だったかもしれない。いま手元にジャケない)。オリジナル全曲を同じ曲順で並べた上に、The Knitters自らが新曲で参加。メンツ…

今日のいちまい

1985年にXのJon Doe(g,vo)、Exene Cervenka(vo)、D.J. Bonebrake(ds)が、、Johnny Ray Bartel(b)とのちにXに参加するBlastersのDave Alvin(g)を加えて、Xのナンバーや、トラッドや、Delmore BrothersやMerle Haggard(大好きな「Silver WIngs」)やLeadbelly…

今日のいちまい

ボストンのBlood Orangesのソングライターでリーダー格のJim Ryan(mando,vo)が、John McGannと双頭で組んだ別グループBeacon Hill Billiesの「Duffield Station」92年。Blood Orangesは同時期のUncle Tuperoとかと比べて、ブルーグラス色が強い傾向がありま…

今日のいちまい

80年代初期のNY〜ホボーケン方面のロックンロール〜ジャングリーポップなSSW、Marshall Crenshawの89年のワーナーからの最終作である5枚目「Good Evening」。初期3枚の出来がよすぎて、あまり注目されてない盤ですが、Sonny Landreth、David LindleyにJames …

今日のいちまい

90年代初頭の初期AltカントリーなBood Oranges、その女性ヴォーカルCheri Knightの2枚目のフォーク寄りどルーツ回帰から、ホンキートンク調に、シンプルでトゥワンギーなジャングリーサウンド(おおむねこっち)なLucinda出世作の前哨戦のような2枚目「The N…

今日のいちまい

The Resentmentsの東京公演会場で買った新作「Roselight」。これは、よいです。2曲目にシビレた、とか書くと、浮いてますね。でもこの日記を読んでると、そこに反応するのは意外性はない、ですね。あ、すいませんすいません。

今日のまた別ないちまい

64年にコロムビアから初リーダー作を出したCharles Lloyd(ts,fl)の2枚目「Of Course, Off Course」。Tony WilliamsとRon CarterにGabor Szaboって感じで。で、これいくつかのトラックは、John Simonプロデュースなんですが(あらま)、CDのボーナストラック…

今日のいちまい

Blood OrangesのマンドリンマンJim RyanのWooden Leg。90年代初頭の3大AltカントリーバンドのひとつBlood Oranges関連をいま整理中です。Wooden Legアーティスト: Wooden Leg出版社/メーカー: East Side Digital発売日: 1996/04/09メディア: CDこの商品を含…

Rodney Crowellの新作がすばらしい件

きた直後に斜め聞きしてほっておいた、Rodney Crowellの新作ですが、これすばらしすぎ。昨日と今日あわせて、20回は聴いてますね。Sex & Gasoline (Dig)アーティスト: Rodney Crowell出版社/メーカー: Yep Roc Records発売日: 2008/09/02メディア: CD クリッ…

国立ノートランクス、太田朱美独壇場 w/渋谷毅

国立ノートランクス(id:notrunksjp)で、22時から1セット1時間のステージ。 太田朱美(fl)と渋谷毅(p)のデュオだが、いっしょに演奏するのは2回目だか3回目とかいう話で、渋谷のブログで自分から太田との共演を所望したとのこと。 太田オリジナルと、メロディ…